リユース市場の成長

このページでは、リユース市場が成長している理由について調査しています。

リユース市場の成長推移

「買取業者として起業したい!」。そんな野望を持ったとき、気になるのは業界の先行きです。せっかく参入しても、衰退産業では十年後が心配。でもリユース市場は右肩上がりの成長を続けており、1兆円規模と言われています。

2008年のリーマンショック以降、日本の景気は大きな打撃を受けました。こうした状況下で育まれた消費者の志向とリユース市場がぴったりとマッチし、大きな人気を博したのです。近年は若干の落ち着きを見せていますが、ネットオークションで個人間の取引が盛んとなっており、業界全体の成長はまだまだ続いています。

新品=豊かという意識に変化が

どん底からの経済成長を迎えた国では、個人消費が盛んになります。数十年前の日本や、数年前の中国を思い浮かべてみれば、何となく想像がつくのではないでしょうか。

しかし近年の日本を取り巻く経済状況は、決して順調とは言えません。物価は高騰し、人々の財布のひもも固くなりがちです。そんな時期に「ほら、これが最新商品ですよ」、「これを持っていれば、あなたもリッチに見えますよ」という謳い文句でサービスを展開しても、却って反感を買うことになります。

こうした要因に加え、近年はエネルギーの使用法が、地球全体で見直されています。「モノが溢れていれば豊か」という成金趣味は古臭いものとなり、「無駄な消費を抑え、一人ひとりがリサイクルに貢献する」という価値観が、スマートで洗練された現代人の常識となりつつあるのです。

「家の中で眠っている贅沢品は、換金というかたちで断捨離する」。若い世代が、そんな選択をあっさりと実践していくのが、これからの日本と言えるでしょう。

景気に左右されにくいという特徴

リユース市場ではすでに流通した商品を、再利用して利益を生み出します。このため「資金が潤沢に用意できないため、商品開発が滞っている」「人件費を削減しなくてはならないため、生産率が落ちている」など、不景気に伴う他業界のさまざまな停滞とは無縁でいられることが、大きな特徴です。

またリユース市場なら、消費者は定価よりも安く商品を購入可能です(プレミア商品を除く)。景気が悪化するに従い、利用者は拡大しますし、商品を買取に持ち込む人の数も増えるでしょう。不景気がむしろ、ビジネスチャンスにつながる稀有な業界なのです。