目利きの買取オーナーになるためには…。失敗例を交えながら紹介していきます。
買取業者は来店者から持ち込まれた商品を査定したうえで、買い取ります。その商品を専門業者に転売したり、FC本部に引き取ってもらうことで利益を上げるのです。
そこで重要になるのが「査定力」です。良い品を安く買い取ったうえで、高く転売できればそれに越したことはありませんが、あまりやり過ぎると来店者がいなくなりますから、ほどほどが肝心。恐ろしいのは、うっかり偽物を買い取ってしまうことです。以下に失敗例を紹介しましょう。
来店者からダイヤモンドのアクセサリーが持ち込まれました。買取業者にとって、貴金属は利益が上がりやすい品目ですから、取引はすんなり成立。しかし後日、やってきたFC本部のスタッフに「これは偽物ですから、買い取れません」と告げられてしまいました。その正体は「モアッサナイト」という鉱物で、しかも人造。買取業者は買取料金を大損してしまったのでした…。
このような事例は意外に多く、買取業者なら誰でも一度は経験するようです。モアッサナイトやキュービックジルコニアなどの偽ダイヤモンドは、一見すると本物との区別がつかなくなっています。中には巧妙な偽判定書を添付し訪れる悪人がおり、プロでもコロリと騙されてしまうのです。
こうした目に遭わないためには、専用の「ダイヤモンド判定機」を購入しておく必要があります。電気の伝導率などで、すぐに本物か偽物かが判定できるため、自衛のためにも備えを。その購入費を惜しみ、性能の悪い判定機でお茶を濁すと、後悔することになります。
店舗販売も行う買取業者のAさんはマメな人柄で、インターネットを利用した宣伝活動に熱心。店舗ブログも日々更新し、携帯電話のカメラで撮影した買取商品情報を、リアルタイムでアップしていました。
しかしある日、店舗に警察が来店。「そちらが先日買い取った商品は、盗品であったことが判明しました。犯人の供述と、ブログの商品写真が一致したので没収します」と通告されました。Aさんは商品を没収されたうえに、買取金額も回収することはできませんでした…。
盗品は偽造品と違い本物ですから、査定を拒否する理由がありません。しかしいったん盗品であることが判明してしまうと、大損です。
【リスクを回避するための心がけ】
上記のような予防策を講じていても、盗品の買取は防げないこともあります。そんな時は、交通事故に遭ったとでも思って、潔くあきらめるよりほかありません。
あまり査定経験のない人が、買取業者として開業すると、上記のような失敗を犯しやすくなります。そこでおすすめなのが、FC加盟。開業前に査定を含む業務研修を受けることができますから、短期間で集中的に「査定力」をアップさせることができます。研修にはそれなりの費用も発生しますが、やはりきちんと受講しておくことが成功の鍵です。
また開業後に、スカイプなどの通信手段で、リアルタイムの査定サポートを提供しているFC本部もあります。査定に不安が残る時期は、このサービスを活用することでリスクを回避しやすくなるでしょう。もちろん、独学も必要です。自分自身が取り扱う品目の特徴や傾向を知っておいて、損はありません。目利きの買取オーナーを目指し、努力を重ねるようにして下さい。
買取フランチャイズを展開している21社の中から、ノウハウをしっかりと伝授してくれる研修、OJT期間のある本部がある会社4社の開業資金・ランニングコストから投資金の回収期間を算出してみました(2020年2月時点)。
売るナビ | わかば | 大黒屋 | 大吉 ※フルサポートプラン |
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本部への 月々の支払い |
15万円 | 25万円 | 65万円 | 営業利益から 約42万を残した 残り全額 |
年間 営業利益 目安 |
1320万円 | 1200万円 | 720万円 | 500万円 |
開業資金の 回収にかかる 目安期間 |
8ヶ月 | 9ヶ月 | 1年2ヶ月 | 1年5ヶ月 |
SV常駐期間 | 3ヶ月 | 2週間 | 5日間 | 7日間 |
公式HP |
※開業資金目安は、加盟金などの各社の定める金額以外は統一の金額を使用しています。
※営業利益は月間150万円を統一の金額として利用し、各社ロイヤリティを引いた金額を試算しています。
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